「電気自動車を買いたいけど、高くて手が出ない…」「補助金を使えばいくら安くなるの?」EV(電気自動車)は車体価格が高いイメージがありますが、国や自治体の補助金制度を活用すれば数十万円〜100万円以上の補助を受けることができます。
この記事では、EVの購入時に利用できるCEV補助金や自治体独自の補助金制度について、金額・条件・申請方法までわかりやすく解説します。補助金を最大限に活用して、賢くEVを手に入れましょう。

国のEV補助金(CEV補助金)とは
EV購入時に利用できる国の補助金が「CEV補助金」(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)です。一般社団法人次世代自動車振興センター(NeV)が窓口となっています。
補助金額の上限
車種のタイプによって上限額が異なります。
電気自動車(BEV):最大130万円
プラグインハイブリッド車(PHEV):最大85万円
軽EV:最大58万円
※具体的な補助金額は車種やグレードによって異なります。詳細は次世代自動車振興センターの公式サイトで対象車両一覧を確認してください。
CEV補助金の主な条件
CEV補助金を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
- 対象車両を新車で購入すること
- 自家用として使用すること
- 新車新規登録の日から1カ月以内に申請すること
- 一定期間(原則4年間)の保有義務があること
保有義務期間中に車両を手放す場合は、補助金の一部返納が求められるケースがあるので注意してください。
裏を返せば、補助金を使うなら4年以上は付き合う前提の車になります。納車直後にコーティングをかけておくと、その間の塗装のコンディションを保ちやすくなります。
申請の流れ
CEV補助金の申請は、車両を購入・登録した後に行います。ディーラーで申請手続きを代行してくれるケースも多いですが、自分で申請する場合は次世代自動車振興センターのWebサイトからオンラインで手続き可能です。
国・都道府県・市区町村と申請先が分かれると、書類の数もそれなりになります。車関係の書類をまとめるファイルボックスを1つ用意しておくと、提出漏れを防ぎやすくなります。

自治体独自の補助金も見逃すな
国のCEV補助金に加えて、多くの都道府県や市区町村が独自のEV補助金制度を設けています。国の補助金と併用できるケースが大半なので、両方を活用すれば実質負担をさらに大きく減らせます。
都道府県の補助金例
東京都ではEV(BEV)に対して独自の補助金制度を設けており、補助額は最大130万円まで拡大されています。東京都の場合、国のCEV補助金と合わせると最大260万円の補助が受けられる可能性があります。
大阪府、愛知県、神奈川県など、多くの都道府県が数万円〜数十万円規模の補助金を用意しています。ただし、金額や条件は自治体によって異なるため、お住まいの地域の制度を個別に確認する必要があります。
市区町村の上乗せ補助
さらに市区町村単位でも上乗せ補助を行っているケースがあります。都道府県+市区町村の補助金を国の補助金に上乗せできれば、トータルで非常に大きな金額になります。お住まいの自治体のホームページや環境課に問い合わせて確認しましょう。
自治体の補助金は予算がなくなり次第終了するケースが多いです。年度の早い段階で申請を済ませるのがおすすめです。また、一部の自治体では事前申請が必要な場合もあるため、車両購入前に確認しておきましょう。
補助金以外の税制優遇もチェック
補助金だけでなく、EVには税金面での優遇も適用されます。これらを合わせると、さらにお得にEVを購入・維持できます。
エコカー減税(自動車重量税)
EVは重量税が免税(0円)になります。通常、新車購入時と初回車検時に支払う重量税が免除されるため、数万円の節約効果があります。
環境性能割(旧・自動車取得税)
EVは環境性能割も非課税です。車両価格の数%にあたる金額が免除されるため、車両価格が高いEVほど節税効果が大きくなります。
自動車税のグリーン化特例
EVは自動車税のグリーン化特例の対象で、新車登録の翌年度のみ税額が約75%軽減されます。

補助金を最大限に受け取るためのコツ
ディーラーに補助金の情報を確認する
EV購入を検討し始めたら、ディーラーに「この車種で使える補助金はいくらですか?」と確認しましょう。ディーラーは最新の補助金情報を把握しているケースが多く、申請手続きのサポートもしてくれます。
国・都道府県・市区町村の3段階で調べる
補助金は「国」「都道府県」「市区町村」の3段階で存在する可能性があります。それぞれ別々の窓口・申請手続きとなるため、漏れなく確認しましょう。面倒に感じるかもしれませんが、数十万円の差が出るため手間をかける価値はあります。
申請期限を厳守する
CEV補助金は新車登録から1カ月以内の申請が原則です。自治体の補助金も申請期限が設けられています。期限を過ぎると受給資格を失うため、納車日が決まったらすぐに申請スケジュールを立てておきましょう。
納車準備のタイミングで一緒に検討されやすいのがドライブレコーダーです。万一のときの記録として役立つため、取り付けを含めて早めに段取りしておくと慌てずに済みます。
人気EVモデルの補助金適用例
実際に人気のあるEVモデルでどれくらいの補助金が受けられるのか、イメージしやすいように例を挙げてみましょう。
日産 サクラ(軽EV)
軽EVとして人気の高い日産サクラは、車両価格が約245万円〜です。国のCEV補助金で最大58万円の補助が受けられるため、実質197万円程度から購入可能になります。さらに自治体の補助金が上乗せされれば、実質170〜180万円台で手に入るケースもあります。航続距離は約180kmで、日常の通勤や買い物には十分な性能です。
毎日の通勤や買い物で使うなら、足元の汚れ対策も用意しておきたいところです。純正マットの上に重ねられる汎用フロアマットなら、汚れたときに洗いやすくなります。
日産 リーフ / アリア
リーフやアリアなどの普通車EVは車両価格が高めですが、その分国のCEV補助金も最大130万円と大きくなります。自治体の補助金と合わせれば、200万円以上の補助が受けられるケースもあり、高額な車両価格のハードルを大幅に下げることができます。

よくある質問(Q&A)
Q. 中古EVでも補助金はもらえる?
CEV補助金は原則として新車購入が対象です。中古EVは対象外となります。ただし、一部の自治体では中古EVに対する独自の補助制度を設けているケースもあるため、お住まいの地域の制度を確認してみてください。
Q. 法人でもCEV補助金は使える?
はい、法人でもCEV補助金を利用できます。法人の場合はリース契約にも対応しているケースがあります。詳細は次世代自動車振興センターの公式サイトで確認してください。
Q. 補助金をもらった後に車を売却したらどうなる?
CEV補助金には原則4年間の保有義務があります。この期間内に車両を手放す場合は、補助金の一部または全額の返納が求められることがあります。短期間での乗り換えを前提としている方は注意してください。
Q. 軽EVの補助金額が低いのはなぜ?
軽EVの補助金上限は58万円と、普通車EVの130万円に比べて低く設定されています。これは車両価格が低い軽EVの場合、補助金額も車両価格に比例して設定されているためです。ただし、軽EVは元の車両価格が安いため、補助金を差し引いた実質負担額はかなり抑えられます。
Q. 充電設備の設置にも補助金は使える?
はい、自宅にEV用充電設備を設置する場合にも別途補助金が用意されています。戸建て住宅向けのEV用コンセント設置に対して工事費の補助が受けられるケースがあり、実質数万円で設置可能になることもあります。車両購入の補助金とは別の制度なので、両方の申請を忘れずに行いましょう。
コンセントタイプで設置する場合、車両につなぐ200V用の充電ケーブルが別途必要になることがあります。付属品で足りるかは車種により異なるため、事前に確認しておくと安心です。
Q. いつ買うのが一番お得?
補助金の予算は年度ごとに設けられており、予算が消化され次第終了するケースがほとんどです。年度の後半になると予算が残り少なくなっていることもあるため、できるだけ年度の前半(4〜9月頃)に購入・申請を済ませるのがおすすめです。

まとめ:補助金を活用してEVをお得に手に入れよう
EVの購入には国のCEV補助金(最大130万円)をはじめ、自治体独自の補助金、さらに税制優遇まで、多くのサポート制度が用意されています。これらを組み合わせれば、EVの実質購入費用を大幅に抑えることができます。
補助金制度は年度ごとに内容が変わることがあるため、購入を検討し始めたら早めに最新情報を確認することが大切です。ディーラーへの相談と自治体への問い合わせを並行して進め、もらえる補助金を漏れなく申請しましょう。
国のCEV補助金の最新情報についてはEV充電エネチェンジの補助金解説が参考になります。自治体の補助金情報はパナソニックのEV充電ナビでも都道府県別にまとめられています。税制優遇の詳細についてはEV DAYS(東京電力)もあわせてご確認ください。


