「自分の車は海外に輸出したほうが高く売れるのだろうか」と気になったことはございませんか。
結論から申し上げると、車種によっては国内買取より海外輸出のほうが数十万円高く売れるケースがございます。特にトヨタのランドクルーザーやハイエースは海外での人気が非常に高く、国内相場を大きく上回る価格がつくことも珍しくありません。
この記事では、海外輸出買取の仕組みから高く売れる車種、業者の選び方まで詳しく解説いたします。
車の海外輸出買取の仕組み
なぜ日本車は海外で人気なのか
日本車の品質は世界的に見てもトップクラスと評価されています。海外で高く売れる理由は主に以下の4点です。
- 品質の高さ:日本の車検制度のおかげで中古車でもメンテナンスが行き届いている
- 耐久性:トヨタ車を中心に「壊れにくい」という評価が世界的に定着
- 左ハンドル圏以外での需要:東南アジア、アフリカ、オセアニアなど左側通行の国では右ハンドル車の需要が高い
- JDMブーム:日本国内仕様の車(Japanese Domestic Market)がアメリカやヨーロッパで人気急上昇中
輸出買取の流れ
輸出買取の流れは通常の買取とほぼ同じです。
- 輸出対応の買取業者に査定を依頼
- 査定額を確認して契約
- 車を引き渡し
- 業者が輸出手続き・通関を実施
- 入金
売り手側が特別な手続きを行う必要はございません。面倒な輸出手続きや通関は全て業者が対応してくれますのでご安心ください。

海外輸出で高く売れやすい車種まとめ
トヨタ ランドクルーザー
海外輸出の「王様」と言っても過言ではありません。中東、アフリカ、東南アジアでの需要が非常に高く、10年落ち・走行距離10万kmオーバーでも高値で取引されています。特にランドクルーザー300系は新車の供給が追いつかないほどの人気で、中古でもプレミア価格がついています。
トヨタ ハイエース
商用車として世界中で活躍しているハイエースです。東南アジアではバスとして、アフリカでは乗り合いタクシーとして使われるため、需要が底なしの状態です。20万km以上走った車でも値段がつくのはハイエースならではです。
トヨタ プラド(ランドクルーザープラド)
ランクルの弟分的存在のプラドも海外人気が高い車種です。ランクルほどではないものの、中東などを中心に安定した需要がございます。
スズキ ジムニー
小型SUVとして海外でも高い人気を誇るジムニーです。特に現行モデル(JB64/JB74)は世界的に供給不足で、中古でも高値で取引されています。コンパクトなサイズが逆に武器になっている車種です。
日産 GT-R / トヨタ スープラなどのスポーツカー
アメリカの「25年ルール」(製造から25年経過した右ハンドル車を輸入できる規制緩和)の対象になる年式の日本車は、JDMファンの間で争奪戦になっています。R32〜R34のGT-R、80スープラ、RX-7などは国内相場を遥かに超える価格で取引されることもあります。

その他の人気車種
- トヨタ カローラ(特にワゴン)
- トヨタ ヴィッツ/ヤリス
- ホンダ フィット
- スズキ スイフト
- 三菱 パジェロ
- マツダ CX-5
海外輸出買取業者の選び方
輸出実績の豊富さで選ぶ
海外輸出は独自のルートと専門知識が必要であるため、実績のある業者を選ぶことが重要です。年間の輸出台数や、どの国に強いのかをチェックしましょう。
複数の業者に査定を依頼する
輸出買取は業者によって持っている販路が異なるため、査定額に大きな差が出やすいのが特徴です。東南アジア向けに強い業者とアフリカ向けに強い業者では、同じ車でも評価が全く異なることがございます。
一般的な一括査定サイトでは輸出専門業者が参加していないこともありますので、輸出買取専門の業者にも個別で査定を依頼することをおすすめいたします。
注意すべきポイント
- 振込の遅延:海外取引は入金が遅れることもある。契約時に入金日を明確にしておくこと
- 契約後の減額:「海外の買い手が見つからなかった」と減額してくる悪質な業者もいる。契約書の内容をしっかり確認すること
- 古物商許可の確認:正規の業者であれば古物商許可を保有している。警視庁の古物商検索で確認可能
国内買取と海外輸出買取の比較
海外輸出買取が有利なケース
- 海外で人気の車種(ランクル、ハイエースなど)
- 走行距離が多い車(10万km以上でも価値あり)
- 年式が古い車(10年以上でも海外では需要あり)
- ディーゼル車(海外ではディーゼルの需要が高い地域が多い)
国内買取が有利なケース
- 国内で人気の車種(ミニバン、コンパクトカーなど)
- 走行距離が少ない高年式車
- 軽自動車(海外ではほぼ需要なし)
- すぐに売却したい場合(輸出は時間がかかることがある)
現在の海外輸出市場のトレンド
東南アジア市場の拡大
ミャンマー、パキスタン、スリランカなどでは日本の中古車需要が引き続き高い状況です。特にトヨタ車とスズキ車の人気は不動で、高値が期待できます。
EV化の影響
日本国内ではEV化が進んでいますが、海外(特に途上国)ではまだまだガソリン車・ディーゼル車が主流です。充電インフラが整っていない地域では、従来型の車の需要が今後も続く見込みです。
規制の変化に注意
各国の輸入規制は頻繁に変更されるため、それに伴い相場も変動します。JETRO(日本貿易振興機構)のサイトで最新の貿易情報をチェックしておくことをおすすめいたします。

よくある質問(FAQ)
Q. 自分で海外に車を輸出して売ることはできますか?
理論上は可能ですが、通関手続き、輸出許可、現地の法規制対応など、ハードルがかなり高いのが実情です。手間とリスクを考慮すると、輸出買取業者に任せるほうが確実でおすすめです。
Q. 事故車や修復歴ありの車でも海外に輸出できますか?
可能です。海外では修復歴を気にしない市場も多いため、国内では敬遠される事故車でも値段がつくケースがございます。パーツ取り目的の需要もありますので、諦めずに査定を依頼してみましょう。
Q. 走行距離が20万kmを超えていますが大丈夫ですか?
車種によります。ランクルやハイエースであれば20万km超えでも全く問題ありません。海外では「日本車は20万kmでまだまだ現役」という認識が一般的です。ただし走行距離に応じた価格にはなりますので、過度な期待は禁物です。
Q. 海外輸出買取の入金はいつ頃になりますか?
業者にもよりますが、車の引き渡しから1〜2週間程度が一般的です。国内買取より少し時間がかかることがありますので、お急ぎの場合は事前にご確認ください。
Q. 海外輸出と国内買取、両方の査定を取るべきですか?
はい、両方の査定を取ることを強くおすすめいたします。車種によってどちらが高くなるか異なりますので、比較した上で高い方に売却するのがベストです。
まとめ:愛車が海外で活躍するチャンスを逃さないために
海外輸出買取は、車種によっては国内買取を大幅に上回る金額が期待できる売却方法です。特にランドクルーザー、ハイエース、ジムニーなどの人気車種をお持ちであれば、輸出専門業者の査定を受けないのはもったいないと言えます。
- ランクル・ハイエース・ジムニーは海外輸出が特に有利
- 走行距離が多い車・年式が古い車でも値段がつく
- 複数の輸出買取業者に査定を依頼する
- 国内買取の査定も併せて取って比較する
- 契約書の入金日・減額条項をしっかり確認する
「古いから」「走行距離が多いから」と諦めず、まずは気軽に査定を依頼してみてください。海外では意外な高値がつく可能性がございます。
税関(財務省関税局)のサイトでも輸出に関する基本情報が確認できますので、ご興味のある方はあわせてご覧ください。


