「改造した車は、やはり売れないのだろうか」と不安に感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、改造車でも売ることは可能でございます。ただし、売り方次第で査定額が大きく変わるのも事実でございます。こだわりを持ってカスタムされたお車だからこそ、手放す際の評価は気になるものです。この記事では、改造車が査定でどのように評価されるのか、高く売るためのコツ、おすすめの売却先まで詳しく解説してまいります。
改造車の査定は「どこに売るか」で結果が大きく変わります。一般的な買取業者ではなく、専門業者や個人売買を選択肢に入れることが高値売却の鍵です。
改造車は査定でどう評価される?
一般的な買取業者では減額されやすい
一般的な買取業者やディーラー下取りでは、改造車は減額されるケースが多いのが実情でございます。理由はシンプルで、ノーマル状態のお車の方が幅広い層に販売しやすいからでございます。
特に減額されやすい改造は以下の通りでございます。
- 車高調やエアサスによるローダウン
- 大径ホイール・はみ出しタイヤ
- マフラー交換(特に音量が大きいもの)
- エアロパーツの取り付け(社外品)
- ECUチューニング
- 内装の大幅な変更
プラス査定になる改造もある
一方で、プラス評価になる改造もございます。
- 純正オプション品:メーカー純正のエアロやナビは高評価
- 有名ブランドパーツ:HKS、TEIN、BLITZなどの有名メーカーのパーツは評価されやすい
- 安全装備の追加:ドラレコ、バックカメラなど
- メーカー系カスタム:TRD、NISMO、STI、無限などのメーカー系パーツ
つまり、「誰が見ても価値がわかるカスタム」はプラスになりやすく、「好みが分かれるカスタム」はマイナスになりやすいということでございます。

改造車を高く売るための3つのコツ
コツ1:ノーマルパーツを保管しておく
これが最も重要なポイントでございます。純正パーツを保管しているかどうかで、査定額が数万~数十万円変わることもございます。純正に戻せる状態であれば、買取業者も安心して買い取ることができます。
もしノーマルパーツをお持ちであれば、査定時に「純正パーツがあります」とお伝えください。それだけで減額幅がかなり小さくなることがございます。
コツ2:改造車専門の買取業者に査定を依頼する
一般的な買取業者では改造車の価値を正しく評価できないことが多いのが現実でございます。カスタムカー専門の買取業者であれば、パーツの価値や市場ニーズを理解しておりますので、適正な価格で買い取ってもらえます。
ガリバーのような大手でもカスタムカーの取り扱いはございますが、より専門性の高い業者の方が高値がつきやすい傾向にございます。
コツ3:カスタム内容を詳しく記録しておく
取り付けたパーツのブランド名、型番、購入時の価格、取り付け時期などを整理しておくと、査定時にプラス評価となることがございます。レシートや取り付け証明書があればさらに有利でございます。
特にサスペンションやマフラーなどの機能パーツは、正規品であることが証明できると査定額アップが見込めます。

改造車のおすすめ売却先
カスタムカー専門買取業者
改造車を最も高く評価してくれるのが専門業者でございます。スポーツカーやドレスアップカーに特化した買取店であれば、カスタムの価値をしっかりと査定に反映してもらえます。
個人売買(ヤフオク・カババなど)
同じ趣味をお持ちの方に直接売ることで、カスタムに正当な評価をしてもらえる可能性が高まります。特にヤフオクの車カテゴリにはカスタムカーを探している方が多く、買取業者より高く売れることもございます。
パーツだけ売って車体はノーマルに戻す
意外と見落としがちな方法でございますが、「パーツを取り外して別途売却 + 車体をノーマルに戻して売却」というのが最も高額になるパターンもございます。社外パーツはアップガレージなどのカーパーツ専門買取店やフリマアプリで売れますし、ノーマル状態の車体は一般的な買取業者でも高く評価されます。
- 純正パーツあり+有名ブランドカスタム:専門買取業者がおすすめ
- こだわりの一点物カスタム:個人売買で同好の方に売るのがベスト
- パーツ単体で価値が高い:パーツ別売り+車体ノーマル戻しが最高額の可能性
車検に通らない改造車は売れる?
車検非対応の改造がある場合
車検に通らない状態の改造車でも、買取自体は可能でございます。ただし、車検を通すための整備費用分が減額されることは覚悟しておく必要がございます。
車検非対応になりやすい改造としては、以下のものがございます。
- 保安基準を超える車高変更
- 規定値を超えるマフラー音量
- 車体からのタイヤ・ホイールはみ出し
- ヘッドライトの色変更(白以外)
- 窓ガラスの過度なスモーク(フロント・前席)
売却前にノーマルに戻せる部分は戻しておくと、査定額アップが見込めます。
構造変更届を出している場合
エアロパーツやボディキットの装着で車体サイズが変わっている場合、構造変更届(構造等変更検査)が出されていれば正規の改造として認められます。この場合は車検も問題なく通りますので、査定での減額も少なくなります。

改造車の査定額を上げる事前準備
洗車&清掃は必須
改造車に限った話ではございませんが、査定前の洗車と室内清掃は基本中の基本でございます。特にカスタムカーは「大切に乗っていた感」が査定に影響しやすいため、エンジンルームの清掃まで行っておくとベストでございます。
整備記録を用意する
定期的にメンテナンスしていた証拠があると、「改造しているがきちんと管理していた車」として評価が上がります。オイル交換やタイヤ交換の記録、ショップでの作業記録なども用意しておきましょう。
複数の業者に査定を依頼する
改造車は業者によって査定額の差が非常に大きくなります。一般的な業者では0円査定だったのに、専門業者では50万円の値がついたという事例もございます。最低でも3社以上には査定をご依頼ください。
オートックワンのような自動車情報サイトでも、改造車の売却に関する情報が掲載されておりますので参考にしてみてください。
改造車の市場動向
近年の改造車市場の動向についてもお伝えしておきましょう。
JDM人気の高まり
JDM(Japanese Domestic Market)、いわゆる日本仕様車の海外人気は年々高まっております。特にスカイラインGT-R、スープラ、シビックタイプRなどのスポーツカーは、海外バイヤーからの需要が非常に高い状況でございます。
旧車・ネオクラシックカーの価値上昇
1990年代~2000年代の国産スポーツカーは「ネオクラシック」として価値が上がり続けております。適切にカスタムされた状態であれば、むしろノーマルより高値がつくケースもございます。
よくある質問(FAQ)
Q. 違法改造車でも買い取ってもらえますか?
違法状態のままでは買い取ってくれない業者がほとんどでございます。ただし、ノーマルに戻すことを前提に買い取ってくれる場合はございますので、まずはご相談されることをおすすめいたします。
Q. エアロパーツは外してから売った方がいいですか?
パーツの種類によって判断が異なります。メーカー系やモデリスタなどの人気エアロであれば、付けたまま売った方が高くなることが多いです。ノーブランドの社外エアロであれば、外して別売りした方がよい場合もございます。
Q. 改造車はディーラー下取りできますか?
車検に通る範囲の改造であれば下取りは可能でございます。ただし、カスタム部分がプラス査定されることはほぼなく、むしろ減額されるケースが大半でございます。改造車はディーラーより専門業者の方が高く売れます。
Q. ドレスアップカーとチューニングカー、どちらが売りやすいですか?
一般的にはドレスアップカー(外装カスタム)の方が売りやすい傾向にございます。見た目のインパクトがあるため個人売買で人気が出やすいのが理由でございます。チューニングカーは専門業者にお持ち込みされるのがベストでございます。
まとめ:改造車も売り方次第で高く売れます
- 改造車でも売却は可能(諦める必要はございません)
- 一般業者では減額されやすいが、専門業者や個人売買なら正当な評価を受けられる
- 純正パーツの保管が査定額に大きく影響する
- カスタム内容の記録整理も査定アップにつながる
- 最低3社以上に査定を依頼して比較する
改造車だからといって諦める必要はまったくございません。大切なのは「どこに売るか」と「どう見せるか」でございます。JDM人気もあり、カスタムカー市場はまだまだ需要がございます。純正パーツの保管、複数業者への査定依頼、カスタム内容の記録整理の3点を押さえていただければ、納得のいく金額での売却が実現できるはずです。


