軽自動車の車検費用がどのくらいかかるか、正確にご存じでしょうか。
「軽は維持費が安い」とよく言われますが、車検費用も確かに普通車より安くなっております。ただし、業者によって基本料がまったく異なりますので、何も比較せずに受けてしまうと無駄に高い金額を支払うことになりかねません。知っているかどうかで数万円の差が生まれるのでございます。

軽自動車の車検費用の相場
トータル費用の目安
- ディーラー:60,000円から90,000円
- カー用品店:40,000円から60,000円
- 車検専門店:35,000円から50,000円
- ガソリンスタンド:35,000円から55,000円
- ユーザー車検:約27,000円(法定費用のみ)
ディーラーと車検専門店では2万円から4万円の差がございます。これは2年ごとに発生しますので、長期的に見ると非常に大きな金額になります。
費用の内訳を詳しく見てみましょう
法定費用(合計:約26,640円)
法定費用はどの業者で受けても金額は同じでございます。
- 自動車重量税:6,600円(エコカー減税なしの場合)
- 自賠責保険料:17,540円(24ヶ月)
- 印紙代(検査手数料):約2,500円(2026年4月改定)
エコカー減税対象車であれば、重量税が5,000円や2,500円に減額される場合もございます。EVであれば0円になるケースもございます。
車検基本料
点検整備料、検査料、代行手数料を合わせたものでございます。ここが業者によって大きく異なるポイントです。
- ディーラー:35,000円から60,000円
- カー用品店:15,000円から25,000円
- 車検専門店:10,000円から20,000円
- ガソリンスタンド:10,000円から25,000円
追加整備費用
車検基本料とは別に、交換が必要な部品の費用がかかることがございます。
- エンジンオイル交換:2,000円から4,000円
- ブレーキパッド交換:8,000円から15,000円
- ブレーキフルード交換:3,000円から5,000円
- エアクリーナー交換:2,000円から4,000円
- ワイパーゴム交換:1,000円から2,000円
- バッテリー交換:5,000円から10,000円
新車から初回の車検(3年目)であれば、追加整備はほとんどかからないことが多くございます。5年目、7年目と経つにつれて追加整備が増えてまいります。

年数別の車検費用の目安
新車から3年目(初回車検)
目安:35,000円から60,000円
まだ新しいため追加整備はほとんどございません。法定費用と基本料だけで済むケースが多くなっております。
5年目
目安:40,000円から80,000円
タイヤやバッテリーの交換が出てくる時期でございます。ブレーキパッドの摩耗が進んでいる可能性もあります。
7年目以降
目安:50,000円から100,000円
各部の消耗品交換が増えてまいります。ベルト類やホース類の劣化も出てくる時期でございます。10万円を超えることもあります。
13年目以降
目安:60,000円から120,000円以上
重量税が割増になり、整備箇所も増加いたします。修理費用が車の価値を上回る場合は、買い替えもご検討されるタイミングでございます。
費用を安くするテクニック
1. 複数社から見積もりを取る
同じお車でも業者によって見積もりが1万円から3万円変わることは珍しくありません。最低でも2社から3社は比較されることをおすすめいたします。インターネットの一括見積もりサービスをお使いになれば手間も少なく済みます。
2. 不要な整備を見極める
見積もりに「推奨」と記載されている項目は、必ずしも今すぐ必要ではない場合がございます。「これは今回やらなくても次の車検まで問題ありませんか」と確認されてみてください。誠実な業者であれば、きちんとお答えくださいます。
3. 部品は持ち込みが可能か確認する
バッテリーやワイパーなど、インターネットで安く購入できる部品は持ち込み交換が可能な場合もございます。工賃のみのお支払いで済みますので、部品代の節約に繋がります。
4. キャンペーンや割引を活用する
早期予約割引、ネット予約割引、リピーター割引など、各業者がさまざまな割引を用意しております。2,000円から5,000円程度の割引が受けられることが多くございます。
5. 日頃のメンテナンスで追加整備を減らす
オイル交換を定期的にされていれば、車検時のオイル交換費用が浮きます。タイヤの空気圧管理をされていれば、偏摩耗によるタイヤ交換を避けることができます。日頃の小さなメンテナンスが車検費用の節約に繋がるのでございます。
車検制度についての公式情報は軽自動車検査協会でご確認いただけます。
普通車との車検費用の差
同じ業者(車検専門店)で比較した場合でございます。
- 軽自動車:法定費用約26,000円+基本料15,000円=約41,000円
- 普通車(1.5t以下):法定費用約45,000円+基本料20,000円=約65,000円
差額は約24,000円でございます。重量税の差が大きく影響しております。2年ごとにこの差が発生いたしますので、10年で12万円の差になります。やはり軽自動車は維持費が安いと言えるでしょう。
車検の際に知っておきたい法律については国土交通省のサイトでもご確認いただけます。また、整備工場の選び方は日本自動車整備振興会連合会のサイトが参考になります。

よくある質問(Q&A)
Q. 軽自動車の車検は何年ごとですか?
新車の場合は初回が3年後、それ以降は2年ごとでございます。普通車と同じスケジュールとなっております。
Q. 車検費用の支払いにクレジットカードは使えますか?
多くの業者でクレジットカード払いに対応しておりますが、法定費用の部分は現金のみという業者もございます。事前にお支払い方法をご確認されることをおすすめいたします。
Q. 軽自動車の車検で特に注意すべき点はありますか?
軽自動車はボディが薄い傾向がございますので、下回りの錆や腐食が普通車よりも進みやすい場合がございます。特に積雪地域にお住まいの方は、融雪剤による下回りの状態にご注意ください。
まとめ:賢い業者選びで大幅な節約を
軽自動車の車検費用のポイントをおさらいいたします。
- トータル費用は35,000円から90,000円(業者による)
- 法定費用の約26,000円はどこでも同じ。差が出るのは基本料
- 初回車検(3年目)は追加整備が少なくて安い
- 年数が経つほど追加整備が増えて費用がアップ
- 相見積もりと不要整備の見極めで数万円の節約が可能
- 普通車より車検費用が2万円から3万円安い
車検は避けられない出費ではございますが、賢く業者をお選びになれば大幅に安くすることが可能です。「前回と同じところでいいか」と惰性でお選びにならず、一度比較されてみてください。
※この記事は記事執筆時点の情報に基づいて作成しております。車検費用は車の状態や業者によって異なりますので、正確な費用は見積もりでご確認ください。


