ルームミラーに装着するタイプのミラー型ドライブレコーダーは、後方の視認性が向上し、ダッシュボード周りがすっきりするのが魅力です。前後2カメラで死角を減らし、あおり運転や追突事故の証拠を確実に記録できます。
この記事では、ミラー型ドラレコの選び方のポイントと、人気モデルの特徴を比較して紹介します。

ミラー型ドライブレコーダーとは?
ミラー型ドライブレコーダーは、車のルームミラーに被せるように装着するドラレコです。「デジタルインナーミラー」とも呼ばれ、リアカメラの映像をミラー画面にリアルタイムで表示する機能を持っています。
通常のルームミラーでは、後部座席に人が乗っていたり荷物を積んでいると後方が見えにくくなりますが、ミラー型ドラレコなら車外に設置したリアカメラの映像を直接表示するため、常にクリアな後方視界を確保できます。
ミラー型ドラレコの選び方5つのポイント
ポイント1:画質はフルHD以上を選ぶ
フロントカメラ・リアカメラともにフルHD(1920×1080)以上の画質を選ぶことをおすすめします。事故の際にナンバープレートや信号の色が鮮明に記録されていないと、証拠として役立たない可能性があるためです。
より高画質を求めるなら、WQHD(2560×1440)や4K対応のモデルも選択肢に入ります。
ポイント2:画面サイズと見やすさ
ミラー型ドラレコの画面サイズは10〜12インチが主流です。画面が大きいほど後方の映像が見やすくなりますが、純正ミラーとのサイズ差にも注意が必要です。取り付け後に違和感がないサイズを選びましょう。
ポイント3:夜間撮影性能
夜間やトンネル内での撮影品質は、ドラレコ選びの重要なポイントです。SONYのSTARVISセンサーを搭載したモデルは、暗所での撮影に優れています。「ナイトビジョン」「HDR」「WDR」といった機能がある機種を選ぶと、夜間でもクリアな映像が記録できます。
ポイント4:駐車監視機能の有無
駐車中の当て逃げやいたずらが心配な方は、駐車監視機能付きのモデルがおすすめです。衝撃を検知して自動録画を開始するタイプが一般的です。ただし、駐車監視機能を使うには別売りの常時電源ケーブルが必要な場合もあります。
ケーブルは機種ごとに対応品が決まっているため、本体と同じメーカーの純正品または適合が明記された製品を選んでください。
ポイント5:GPS機能
GPS機能付きのモデルでは、走行速度や位置情報を映像と一緒に記録できます。事故の状況を正確に証明するのに役立つため、できればGPS付きのモデルを選びましょう。

ミラー型ドラレコの人気モデルを比較
パイオニア カロッツェリア VREC-MS700D
パイオニアの「VREC-MS700D」は、前後カメラともに370万画素(WQHD)の高解像度で撮影できるミラー型ドラレコです。11V型の大型IPS液晶を搭載し、後方映像を高精細に表示します。
VREC-MS700Dの特徴
- 前後カメラ370万画素(WQHD)
- 11V型高輝度IPS液晶
- ナイトサイト機能で夜間撮影に対応
- 最大3倍の後方画像ズーム機能
- GPS搭載
カー用品の評価テストでも高い評価を受けているモデルで、画質・視認性・操作性のバランスが優れた製品です。
ケンウッド DRV-EM4800
ケンウッドの「DRV-EM4800」は、12型IPS液晶を搭載した大画面モデルです。前後ともにフルHDの高画質で録画でき、HDR機能で白飛びや黒つぶれを抑えたクリアな映像を記録します。
- 12型IPS液晶の大画面
- 前後フルHD録画
- HDR搭載で明暗差の激しいシーンに対応
- microSDカードのメンテナンスフリー機能
- GPS搭載で速度・位置情報を記録
コムテック ZDR048
コムテックの「ZDR048」は、前後2カメラのミラー型ドラレコです。日本製ならではの品質と、駐車監視機能が充実しているのが特徴です。
- 前後200万画素(フルHD)
- 10.66インチIPS液晶
- GPS搭載
- 駐車監視機能対応
- 地デジノイズ対策済み
セルスター CS-1000SM
セルスターの「CS-1000SM」は、SONYのSTARVISセンサーを搭載したデジタルインナーミラー型ドラレコで、夜間の撮影性能に定評があるモデルです。基本構成は後方カメラのみですが、別売りのフロントカメラ(GDO-38)を追加すれば前後録画にも対応します。
- 後方カメラにSTARVIS搭載で夜間に強い(フロントカメラはオプションのGDO-38で追加可能)
- 9.35インチ液晶
- 後方200万画素(フロントカメラ追加時は前方も200万画素)
- GPS搭載
- レーダー探知機との連携が可能

ミラー型ドラレコの取り付け方法
自分で取り付ける場合
ミラー型ドラレコの取り付けは、ゴムバンドで純正ミラーに被せるだけの簡単なものが多いです。ただし、リアカメラの配線をきれいに這わせたり、シガーソケットから電源を取ったりする作業が必要です。
DIY取り付けの基本手順
- 本体をルームミラーにゴムバンドで固定
- リアカメラをリアガラスに貼り付け
- リアカメラのケーブルを天井やピラーの内張りに沿って配線
- 電源ケーブルをシガーソケットに接続(または常時電源に配線)
- 画面の角度や映像範囲を調整
業者に依頼する場合
配線をすっきり隠したい場合や、常時電源での駐車監視機能を使いたい場合は、カー用品店やディーラーに取り付けを依頼するのがおすすめです。工賃は5,000〜15,000円程度が一般的です。
自分で配線する場合は、内張りを傷めにくい専用の樹脂ヘラがあると作業がしやすくなります。車種によっては分解が難しい箇所もあるため、無理そうなら専門店に任せた方が安心です。
ミラー型ドラレコのメリット・デメリット
メリット
- 後方視界が格段に向上する
- ダッシュボード周りがすっきりする
- 純正ミラーに被せるだけで簡単に装着できる
- 前後2カメラでコスパが良い
デメリット
- 直射日光で画面が見にくくなることがある
- 純正ミラーの防眩機能が使えなくなる
- 電子機器のため故障リスクがある
- 通常のドラレコより価格が高めの傾向
ミラー型ドラレコを装着すると純正ミラーの自動防眩機能が使えなくなる場合があります。夜間に後続車のヘッドライトがまぶしいと感じる場合は、液晶画面の明るさ調整機能で対応しましょう。
よくある質問
Q. ミラー型ドラレコの画面はいつもオンになっている?
多くの機種では、一定時間操作しないと画面が自動でオフになり、通常のミラーとして使えるようになります。画面をタッチすれば再び映像が表示されます。
Q. 車検には通る?
はい、ミラー型ドラレコは純正ミラーに被せて使用するため、基本的に車検に影響はありません。ただし、フロントガラスへの貼り付け位置に制限があるため、フロントカメラの取り付け位置には注意しましょう。
Q. SDカードの容量はどのくらい必要?
フルHDの前後録画で、32GBのSDカードで約3〜5時間、128GBで約12〜20時間の録画が可能です。容量がいっぱいになると古い映像から上書きされるため、最低でも64GB以上のSDカードをおすすめします。
常に上書きを繰り返す用途なので、ドラレコ向けの高耐久タイプを選んでおくと書き込みエラーが起きにくくなります。

ミラー型ドラレコの価格帯と予算別おすすめ
1万円台:エントリーモデル
Amazonなどで販売されている海外メーカー製のミラー型ドラレコは、1万円台から購入可能です。ただし、画質や耐久性にバラツキがあるため、レビューを十分に確認してから購入することをおすすめします。
2〜3万円台:コスパ重視モデル
国内メーカーのミドルクラスが集中する価格帯です。フルHD前後録画、GPS、駐車監視機能など基本的な機能が揃っているモデルが多く、コストパフォーマンスに優れています。
3〜5万円台:高性能モデル
パイオニアのVREC-MS700Dやケンウッドのハイエンドモデルがこの価格帯です。WQHD以上の高画質や高性能ナイトビジョン、大画面IPS液晶など、機能面で妥協したくない方におすすめの価格帯です。

ミラー型ドラレコを長く使うためのメンテナンス
SDカードの定期交換
ドラレコは常に録画と上書きを繰り返しているため、SDカードは消耗品として定期的に交換する必要があります。目安として、半年〜1年に1回の交換をおすすめします。高耐久タイプのSDカード(pSLCやMLCタイプ)を使用すると、寿命が長くなります。
レンズの清掃
フロントカメラ・リアカメラのレンズに汚れが付くと、映像品質が低下します。月に1回程度、やわらかい布でレンズを優しく拭き取りましょう。
繊維の細かいマイクロファイバークロスを使うと、レンズを傷つけにくく拭きムラも残りにくくなります。洗車用と分けて、清掃用に数枚ストックしておくと便利です。
ファームウェアの更新
メーカーによっては、不具合修正や機能改善のためにファームウェアのアップデートを配信しています。定期的にメーカーの公式サイトをチェックして、最新の状態に保ちましょう。
あおり運転対策としてのミラー型ドラレコ
ミラー型ドラレコは、後方カメラの映像がリアルタイムでミラーに表示されるため、後続車の危険な行動(車間距離の詰めすぎ、パッシング等)をいち早く察知できます。映像は自動で録画されるため、あおり運転の証拠としても活用できます。
あおり運転を受けた場合は、安全な場所に停車してドアをロックし、110番通報しましょう。ドラレコの映像は警察への相談時にも有力な証拠となります。
まとめ
ミラー型ドライブレコーダーは、後方視界の向上と事故記録の両方を実現できる便利なカー用品です。選び方のポイントは画質・夜間性能・駐車監視機能の3つで、用途や予算に合わせて最適なモデルを選びましょう。
取り付けはDIYでも可能ですが、配線をきれいに隠したい場合はプロに依頼するのがおすすめです。安全運転のパートナーとして、ぜひミラー型ドラレコの導入を検討してみてください。
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参考リンク:


