運転免許の更新時期が近づくと、「何を持っていけばいいの?」「手続きの流れは?」と不安に感じる方も多いでしょう。特に初めての更新では分からないことだらけです。
この記事では、免許更新に必要な持ち物・手続きの流れ・費用・講習時間まで、すべてをわかりやすくまとめました。更新忘れの対処法やオンライン講習についても解説しているので、ぜひブックマークしてご活用ください。

免許更新の時期はいつ?
免許更新ができる期間は、誕生日の前後1か月ずつ、合計2か月間です。たとえば誕生日が10月15日なら、9月15日〜11月15日が更新期間です。更新時期が近づくと「運転免許証更新連絡書」というハガキが届きます。このハガキには更新期間・講習区分・手数料・受付場所などが記載されているので、届いたら内容を確認しておきましょう。
更新期間を過ぎてしまうと免許は「失効」扱いになります。失効後6か月以内なら学科試験・技能試験の免除を受けて再取得できますが、6か月を超えると一から取り直す必要があります。更新ハガキが届いたら早めに手続きしましょう。
免許更新に必要な持ち物
- 現在の運転免許証(有効期限内のもの)
- 更新連絡書(ハガキ)(届いていれば持参。なくても手続き可能)
- 手数料(講習区分によって異なる)
- メガネ・コンタクトレンズ(免許条件に「眼鏡等」の記載がある方)
視力に関連して、日中の西日や路面の照り返しがつらいという方は、運転用の偏光サングラスを併用している例もあります(検査自体はふだんのメガネ・コンタクトで受けます)。
住所・氏名を変更する場合の追加書類
- 住所変更:住民票(マイナンバー記載なし)・マイナンバーカード・公共料金の領収書のいずれか
- 氏名変更:本籍記載の住民票
支払い方法
多くの都道府県ではキャッシュレス決済に対応しています。クレジットカード(Visa・Mastercard・JCBなど)や電子マネー(交通系IC・nanaco・WAONなど)が使えます。ただし対応状況は都道府県で異なるため、事前に確認しておくと安心です。

更新手数料と講習時間
優良運転者(ゴールド免許)
- 講習時間:30分
- 更新手数料:3,350円(更新手数料2,850円+講習手数料500円)※従来の免許証のみの場合
- 有効期間:5年
一般運転者
- 講習時間:1時間
- 更新手数料:3,650円(更新手数料2,850円+講習手数料800円)※従来の免許証のみの場合
- 有効期間:5年
違反運転者・初回更新者
- 講習時間:2時間
- 更新手数料:4,200円(更新手数料2,850円+講習手数料1,350円)※従来の免許証のみの場合
- 有効期間:3年
優良運転者は講習30分・手数料3,350円と最もお得です。マイナ免許証のみを選択した場合は更新手数料が2,100円になり、さらに安くなります。無事故・無違反を続けるメリットは、免許更新のときにも実感できます。
次回もゴールドを維持したいなら、日々の運転を振り返れる材料があると意識が変わります。前後2カメラのドライブレコーダーは、万一のときの記録としても使われています。
免許更新の手続きの流れ
- 受付:更新連絡書と免許証を提出し、申請書を記入する
- 手数料の支払い:窓口またはキャッシュレスで支払う
- 適性検査:視力検査を受ける(片眼0.3以上・両眼0.7以上が基準)
- 写真撮影:免許証用の証明写真を撮影する
- 講習受講:区分に応じた時間の講習を受ける
- 免許証の受け取り:新しい免許証が交付される
所要時間の目安は、優良運転者で約1時間、一般運転者で約1.5時間、違反運転者で約2.5時間です。

免許更新ができる場所
- 運転免許センター(免許試験場):すべての区分の更新が可能。即日交付されることが多い
- 警察署:優良・一般運転者のみ対応のケースが多い。後日交付になる場合がある
東京都・千葉県・神奈川県・愛知県・大阪府・兵庫県などでは事前予約制を導入しています(記事執筆時点)。予約なしでは受付できない場合があるため、お住まいの都道府県の警察サイトで確認してから出向きましょう。
オンライン講習について
優良運転者と一般運転者を対象に、事前にスマホやパソコンで講習を受けられるオンライン講習が導入されています。オンラインで済ませておけば、更新当日は適性検査と写真撮影だけで済むため、待ち時間が大幅に短縮されます。利用にはマイナンバーカードが必要です。詳しくはJAFの免許更新ガイドが参考になります。
更新を忘れた場合の対処法
- 6か月以内:適性検査と講習だけで再取得可能(学科・技能試験は免除)
- 6か月〜1年以内:仮免許試験が免除される場合がある
- 1年以上:原則として一から免許を取り直す必要がある
海外滞在や入院などやむを得ない理由があれば、期限後3年以内なら救済措置が適用される場合もあります。詳しくは最寄りの運転免許センターに問い合わせてください。

よくある質問(Q&A)
Q. 更新ハガキが届かないのですが?
引っ越し後に住所変更の届出をしていないと旧住所に届きます。ハガキなしでも更新手続きは可能なので、免許証の有効期限を確認して手続きに向かいましょう。
Q. 視力が心配なのですが?
更新時の視力検査で基準を満たさないと更新できません。事前に眼科を受診してメガネやコンタクトを調整しておくのがおすすめです。
Q. 写真の持ち込みはできますか?
一部の更新会場では持ち込み写真での更新が可能です。規格(サイズ・背景色・撮影期間)が厳格に定められているため、事前に確認しましょう。
Q. 代理人による更新はできますか?
免許更新は本人が適性検査を受ける必要があるため、代理人による手続きはできません。
マイナ免許証について
マイナンバーカードと運転免許証を一体化した「マイナ免許証」の運用が始まっています。マイナ免許証を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- オンラインで更新時講習を受けられる(優良・一般運転者)
- 住所変更の届出が簡略化される
- カードの枚数が減り、持ち物がスッキリする
ただし、マイナ免許証は任意であり、従来の免許証カードのみを持ち続けることも可能です。マイナンバーカードを持っていない方は、まずマイナンバーカードの取得から始める必要があります。
持ち歩く機会が増えるカードなので、券面を隠せるスリーブ型のケースに入れて管理している方もいます。

免許更新で写真写りを良くするコツ
免許証の写真は数年間使い続けるものなので、できれば写りの良い1枚にしたいところです。以下のポイントを意識してみましょう。
- 白や明るい色のトップスを着ると顔が明るく見える
- 撮影直前に軽く笑顔を作ってからリラックスすると自然な表情になる
- 前髪が目にかからないようにする(不鮮明だと撮り直しになることも)
- 写真の持ち込みが可能な会場なら、写真スタジオで撮影するのもおすすめ
都道府県別の予約制導入状況
免許更新の予約制は都道府県によって対応が異なります。東京都・千葉県・神奈川県・愛知県・大阪府・兵庫県などでは予約制が導入されており(記事執筆時点)、予約なしでは受付できない場合があります。一方、予約不要で当日受付できる都道府県もあります。お住まいの都道府県警察のウェブサイトで最新情報を確認してから出向くようにしましょう。
免許更新当日の流れを時系列で解説
到着〜受付(約15分)
運転免許センターに到着したら、まず案内表示に従って更新窓口に向かいます。申請書に必要事項を記入し、免許証と更新連絡書を提出します。住所変更がある場合はこの段階で申し出ましょう。
手数料の支払い(約5分)
指定の窓口で手数料を支払います。キャッシュレス決済に対応している場合は、クレジットカードや電子マネーで支払い可能です。収入印紙を購入する方式の場合もあります。
視力検査(約5〜10分)
適性検査として視力検査が行われます。普通免許の基準は両眼で0.7以上、片眼で各0.3以上です。メガネやコンタクトを使用する場合は、適切な度数のものを持参してください。視力が基準に満たない場合はその日は更新できず、眼科で矯正してから再度来所する必要があります。
写真撮影(約5分)
新しい免許証用の写真を撮影します。背景色は青が一般的です。撮影時に目を閉じてしまったり、前髪が目にかかったりすると撮り直しになることがあります。
講習受講(30分〜2時間)
運転者区分に応じた講習を受けます。講習では最新の交通法規の改正点や事故防止のポイントなどが解説されます。オンライン講習を事前に受講済みの場合は、この時間が短縮されます。
免許証交付(約10〜30分)
講習終了後、新しい免許証が交付されます。受け取ったら記載内容(氏名・住所・有効期限・条件等)に誤りがないか確認しましょう。
受け取った免許証は5年近く持ち歩くことになります。角の擦れや折れが気になる方は、専用のケースに入れておくと状態を保ちやすいです。

免許更新時に併せて行える手続き
免許更新のタイミングで、以下の手続きも同時に行えます。わざわざ別の日に出向く手間が省けるので、該当する方は一緒に済ませておきましょう。
- 住所変更:引っ越して住所が変わった場合、住民票を持参すれば更新と同時に住所変更ができます
- 氏名変更:結婚などで氏名が変わった場合、本籍記載の住民票を持参すれば同時に変更可能です
- 免許の追加:二輪免許や大型免許を追加取得した場合の併記手続きも行えます
- 国際免許の申請:海外で運転する予定がある方は、更新と同日に国際免許の申請ができる免許センターもあります

免許更新で気をつけたいNG行動
- 更新ハガキの記載内容を確認せずに行く:講習区分や受付時間が記載されているため、ハガキは事前にしっかり読んでおきましょう
- 免許証を忘れる:笑い話のようですが、実際に免許証を忘れて出直す方もいます。出発前に確認しましょう
- 予約制の地域で予約せずに行く:予約なしでは受付してもらえない場合があります。お住まいの地域が予約制かどうか、事前に確認してください
免許更新は数年に一度のことですが、準備さえしておけばスムーズに終わります。おとなの自動車保険の解説やオンライン教習所の解説も参考にしながら、忘れずに手続きを済ませてください。


