「毎月の車通勤の出費がきつい。なんとか節約できないだろうか」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、車通勤の節約は「ガソリン代」「保険料」「メンテナンス費」の3つを見直すだけで、月数千円〜数万円の削減が可能です。特にガソリン代は運転の仕方を変えるだけでも10〜15%節約できますので、今日からすぐに実践していただけます。
この記事では、すぐに取り組める車通勤の節約術をご紹介いたします。

ガソリン代を節約する方法
エコドライブで燃費を10〜15%改善
ガソリン代節約の基本中の基本がエコドライブです。運転の仕方一つで燃費は大きく変わります。特に以下の3つを意識するだけで、燃費が目に見えて改善いたします。
- 急加速・急ブレーキをしない:ふんわりアクセル(最初の5秒で時速20km程度まで加速)を心がけるだけで燃費が約10%改善
- 一定速度で走る:速度の上げ下げを繰り返すと燃費が悪化。車間距離を十分に取って速度を一定に保つ
- エンジンブレーキを活用:赤信号が見えたらアクセルを早めに離して減速。フットブレーキだけで止まるより燃料消費が少ない
環境省もエコドライブを推進しており、具体的なテクニックが紹介されておりますので参考にしてください。
ガソリンスタンドを賢く選ぶ
同じ地域でもスタンドによってガソリン価格は1Lあたり5〜15円の差がございます。セルフサービスのスタンドを選ぶだけでも数円安くなります。
さらに節約されたい方は、以下の方法を組み合わせてみてください。
- ガソリン価格比較アプリ:「gogo.gs」などのアプリで近くの最安スタンドを検索
- 提携クレジットカードの利用:ENEOSカードなら1Lあたり最大7円引き、出光カードなら1Lあたり最大8円引きなど
- 会員価格・ポイント還元:スタンドの会員登録やアプリクーポンで追加割引
タイヤの空気圧を適正に保つ
意外と見落としがちですが、タイヤの空気圧が適正値より低いと燃費が2〜4%悪化いたします。月に1回はスタンドで空気圧チェックを行いましょう(無料で対応してくれるところが多いです)。適正値は運転席ドアの内側にステッカーで表示されております。
不要な荷物を降ろす
車に余計な荷物を積んでおくと、その分燃費が悪化いたします。100kgの荷物で燃費が約3%悪化するとされておりますので、使わないゴルフバッグやキャンプ用品は降ろしておきましょう。ルーフキャリアも使用しないときは外した方が良いです。

自動車保険を見直して節約
ダイレクト型(通販型)保険に切り替える
代理店型の保険からダイレクト型に切り替えるだけで、年間1〜3万円の節約になることが多いです。代理店を通さない分、保険料が安く設定されております。
ソニー損保、SBI損保、チューリッヒ、アクサダイレクトなどが代表的なダイレクト型保険です。ネットで見積もりが取れますので、まずは現在の保険料と比較されてみてください。
補償内容を見直す
過剰な補償を外すことで保険料を下げることが可能です。見直しのポイントは以下の通りです。
- 車両保険の免責金額:免責(自己負担額)を5万円に設定すると保険料が下がる
- 年齢条件:26歳以上限定や30歳以上限定にすると大幅に安くなる
- 運転者限定:本人限定や夫婦限定にすると割引が適用される
- 使用目的:通勤使用でも、走行距離が少ないなら走行距離別の保険が安いことも
保険料の一括比較はインズウェブなどのサイトが便利です。
メンテナンス費を節約する方法
車検はディーラー以外も検討する
ディーラー車検は安心感がある反面、費用が高め(10〜15万円程度)です。カー用品店やガソリンスタンド、車検専門店であれば5〜8万円で済むことが多いです。法定点検項目は同じですので、信頼できるお店であれば費用を抑えても問題ございません。
オイル交換は適切なタイミングで
エンジンオイルの交換は5,000kmまたは6ヶ月ごとが一般的な目安です。ただし、最近の車はオイルの性能が向上しており、メーカー推奨が10,000〜15,000km(1年)ごとという車種も増えております。取扱説明書を確認して、適切なタイミングで交換しましょう。過剰な交換は無駄な出費となります。
消耗品は比較購入する
ワイパーブレード、エアコンフィルター、バッテリーなどの消耗品は、ネットで購入すると店舗より安いことが多いです。取り付けが簡単なものはDIYで交換すれば工賃も節約できます。
通勤手当を最大限活用する
通勤手当の相場と計算方法
車通勤の場合、多くの会社では距離に応じた通勤手当が支給されます。一般的には1kmあたり10〜15円で計算されることが多いです。
ポイントは、通勤手当の範囲内でガソリン代を収めることです。燃費の良い車に乗っていれば、通勤手当からお釣りが出ることもございます。逆に燃費の悪い車だと持ち出しになりますので、通勤車の燃費は重要な要素です。
通勤手当の非課税限度額
車通勤の場合、通勤距離に応じて非課税限度額が定められております(2km未満は全額課税、2〜10kmで4,200円/月、10〜15kmで7,100円/月など)。限度額を超えた分は所得税の課税対象となりますので、把握しておきましょう。詳しくは国税庁のサイトでご確認いただけます。

車通勤の費用を根本的に見直す方法
燃費のいい車に乗り換える
ガソリン車からハイブリッド車に乗り換えると、燃費が2倍以上になることもございます。
往復30kmの通勤(月22日)の場合を計算してみましょう。
- 燃費12km/Lの車:月約8,250円(ガソリン150円/Lで計算)
- 燃費24km/Lの車:月約4,125円
- 差額:月約4,125円、年間約49,500円の節約
軽自動車に乗り換える
普通車から軽自動車に乗り換えると、自動車税が年間約2万円、保険料も年間数万円安くなります。通勤専用で使用されるのであれば、軽自動車で十分という方も多いでしょう。
相乗り(カープール)を検討する
同じ方面に通勤される同僚がいらっしゃるのであれば、相乗りでガソリン代を割り勘にするのも一つの方法です。環境にも優しく、駐車場代の節約にもつながります。
日常の小さな節約テクニック
高速道路を使わないルートを検討する
高速道路の通勤利用はガソリン代に加えて高速代もかかります。下道のルートで時間差が10〜15分程度であれば、下道を使った方がトータルでお得になることが多いです。
エアコンの使い方を工夫する
エアコンは燃費に大きく影響いたします(燃費が約10〜15%悪化)。設定温度を控えめにする、外気温が低い時期はヒーターだけで暖房する(A/CボタンをOFF)など、ちょっとした工夫で燃費が改善されます。
アイドリングストップを活用する
信号待ちなどでのアイドリングストップ機能が搭載されているお車であれば、積極的に活用しましょう。ただし、バッテリーへの負担が大きくなるデメリットもございますので、バッテリーの定期チェックは忘れずに行ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. ガソリンはレギュラーとハイオク、どちらが節約になりますか?
A. レギュラー仕様のお車にハイオクを入れても燃費は変わりませんので、レギュラーで問題ございません。ハイオク仕様のお車にレギュラーを入れると性能が落ちて逆効果になることもございますので、指定されたガソリンをお使いください。
Q. 朝のウォーミングアップ(暖機運転)は必要ですか?
A. 現代の車ではほぼ不要です。エンジンをかけてすぐに走り出しても問題ございません(最初の1〜2分は穏やかに走行すればOKです)。長時間のアイドリングは無駄にガソリンを消費するだけです。
Q. 車通勤と電車通勤、どちらが安いですか?
A. 距離と地域によって異なります。都市部であれば電車の方が安いケースが多いです。地方では電車の本数が少なく車が必須という場合もございます。通勤手当の額も考慮して、トータルで比較されてみてください。
Q. 通勤用の車にかける保険の相場は?
A. 通勤使用の任意保険は、車種や等級にもよりますが年間5〜12万円程度です。20等級で30歳以上であれば年間4〜6万円で済むこともございます。日本損害保険協会のサイトでも保険に関する基本情報をご確認いただけます。
Q. 電気自動車(EV)に乗り換えると通勤費はどのくらい安くなりますか?
A. 電気代はガソリン代の約1/3〜1/5と言われております。往復30kmの通勤であれば、月の電気代は1,000〜2,000円程度です。ただし、車両価格がガソリン車より高いため、差額を通勤費の節約で回収するには5〜10年程度かかる計算になります。

まとめ:小さな節約の積み重ねが大きな差になる
- エコドライブで燃費10〜15%改善
- ダイレクト型保険への切り替えで年間1〜3万円節約
- ガソリンカード+セルフスタンドでさらにお得に
- 車検はディーラー以外も検討する
- 通勤手当の範囲内にガソリン代を収めることを意識する
車通勤の節約は、一つひとつは小さな効果であっても、積み重ねると年間で数万〜十数万円の差になります。ガソリン価格が高い状況だからこそ、燃費を意識した運転はお財布にも環境にも優しい選択です。今日からできることを一つでも始めて、通勤コストを賢く抑えていきましょう。


