毎年5月になると届く自動車税の納付書。「今年もこの季節か…」とため息をつかれる方も多いのではないでしょうか。
こんにちは、元ディーラー営業のだいきです。自動車税は車を所有している限り毎年必ず支払わなければならない税金です。金額は排気量によって決まりますが、正確に把握されている方は意外と少ないものです。ディーラー時代にも「え、こんなにかかるんですか?」と驚かれるお客さまが結構いらっしゃいました。

自動車税はいつ払う?
支払い時期
自動車税は毎年5月上旬に納付書が届いて、5月31日が納付期限です。ゴールデンウィーク明けに届くことが多いですね。
4月1日時点で車を所有している方に課税されますので、3月31日までに車を手放せばその年の自動車税はかかりません。逆に4月2日に車を購入しても、翌年の3月分まで月割りで課税されます。
納付期限を過ぎるとどうなる?
- 延滞金が発生:納付期限の翌日から延滞金がかかる(年利2.4〜8.7%程度)
- 車検が受けられない:自動車税が未納だと車検を受けることができない
- 督促状が届く:放置すると最終的に財産の差し押さえもある
うっかり忘れてしまった場合でも、すぐに支払えば延滞金はわずかですので慌てなくて大丈夫です。ただし、何ヶ月も放置するのは絶対にNGですよ。
自動車税の金額一覧
軽自動車
一律10,800円
普通車(排気量別)
- 1,000cc以下:25,000円
- 1,000cc超〜1,500cc以下:30,500円
- 1,500cc超〜2,000cc以下:36,000円
- 2,000cc超〜2,500cc以下:43,500円
- 2,500cc超〜3,000cc以下:50,000円
- 3,000cc超〜3,500cc以下:57,000円
- 3,500cc超〜4,000cc以下:65,500円
- 4,000cc超〜4,500cc以下:75,500円
- 4,500cc超〜6,000cc以下:87,000円
- 6,000cc超:110,000円
電気自動車(EV)
排気量がないため、一律25,000円が適用されます。
古い車の重課(割増)
古い車を大切に乗り続けている方にとっては少しつらい制度ですが、新車登録から13年を超えたガソリン車・LPG車は約15%の重課がかかります。ディーゼル車は11年超で約15%重課です。
- 2,000ccガソリン車:36,000円 → 約41,400円
- 軽自動車(13年超):10,800円 → 12,900円

自動車税のお得な払い方
1. スマホ決済(最もおすすめ)
PayPay、LINE Pay、au PAY、d払いなどで支払い可能です。手数料がかからず、ポイント還元が受けられるのが最大のメリット。PayPayなら0.5〜1%のポイント還元で、36,000円の自動車税なら180〜360円分のポイントが付きます。
2. クレジットカード
ポイントが貯まりますが、決済手数料(300〜500円程度)がかかることが多いです。還元率が1%以上のカードなら手数料分を上回れますが、スマホ決済の方が手数料なしで得ですね。
3. 口座振替
毎年自動で引き落とされますので、払い忘れの心配がありません。ポイントは付きませんが、「忘れずに払う」ことの安心感があります。
4. コンビニ払い
一番手軽ですが、ポイントは付きません。現金払いのみのコンビニが多いですね。nanacoにチャージしてセブンイレブンで払うと、チャージ時のクレジットカードポイントが狙えるテクニックもありますよ。
車を売った場合の自動車税
普通車の場合
年度の途中で廃車(永久抹消登録)すると、残りの月数分の自動車税が月割りで還付されます。例えば9月に廃車にすれば、10月〜3月分(6ヶ月分)が戻ってきます。
売却(名義変更)の場合は、法律上の還付はありません。ただし、買取業者との取引で「税金の残り月分」を買取金額に上乗せしてもらえることが多いです。元ディーラー営業の経験から申し上げますと、この点を知らないと損をするポイントですね。
軽自動車の場合
軽自動車は月割還付の制度がありません。年度途中で廃車にしても、すでに支払った税金は戻ってきません。税金の観点からは、3月末に手放すのがお得です。

減税・免税の制度
グリーン化特例
環境性能の高い車は、新車購入の翌年度の自動車税が軽減されます。
- EV、FCV(燃料電池車):概ね75%軽減
- PHEV:概ね75%軽減
逆に、13年超の古い車は約15%の重課がかかります。環境負荷の高い車は税金が高くなる仕組みになっているわけですね。
自動車税の詳細は各都道府県の税務課や総務省のサイトで確認できます。減税制度の最新情報は国土交通省のサイトもチェックしてみてください。国税庁でも税金に関する一般的な情報が掲載されていますよ。
よくある質問(Q&A)
Q. 自動車税を払い忘れたらどうすればいいですか?
A. 気づいた時点ですぐにお支払いください。期限を少し過ぎた程度であれば延滞金もわずかです。納付書が使えない場合は、お住まいの都道府県の税事務所にお問い合わせください。
Q. 4月に車を買ったら自動車税はどうなりますか?
A. 購入月の翌月から翌年3月までの月割分を支払います。例えば4月に購入した場合は、5月〜翌年3月の11ヶ月分がかかります。
Q. 自動車税はどこで払えますか?
A. コンビニ、銀行窓口、郵便局の他、スマホ決済やクレジットカードでのオンライン支払いにも対応しています。お得なのはスマホ決済ですね。
Q. 障害者手帳を持っている場合の減免はありますか?
A. はい、障害をお持ちの方やそのご家族が使用する車は、自動車税の減免を受けられる場合があります。条件は都道府県によって異なりますので、お住まいの税事務所にご確認ください。
Q. 自動車税と自動車重量税は別のものですか?
A. はい、別の税金です。自動車税は毎年5月に支払うもので、自動車重量税は車検時に支払うものです。混同されがちですが、それぞれ別に発生します。
まとめ
- 毎年5月上旬に届いて5月31日が期限
- 軽自動車は10,800円、普通車は25,000〜110,000円(排気量で決まる)
- 13年超の車は約15%割増
- スマホ決済(PayPay等)で払うとポイント還元でお得
- 普通車は廃車時に月割還付あり、軽自動車は還付なし
- EVは75%軽減で新車翌年度は6,250円程度
5月は何かと出費が多い時期ですが、自動車税は期限内に必ず払いましょう。滞納すると車検が受けられなくなりますし、延滞金も発生します。スマホ決済で少しでもポイントを獲得して、賢くお支払いくださいね。
※この記事は記事執筆時点の情報に基づいて作成しています。税額や制度は変更される可能性がありますので、最新情報は各都道府県の税務課にお問い合わせください。


