「カーリースを契約したけれど、途中で解約することはできるのでしょうか?」
転勤やライフスタイルの変化など、カーリースの契約途中で解約を検討されるケースは決して珍しくありません。
結論から申し上げますと、カーリースの途中解約は原則として認められておらず、解約する場合は高額な違約金が発生いたします。ただし、一部のサービスでは途中解約に対応したプランも用意されております。
こちらの記事では、カーリースの途中解約に関するルール、違約金の相場、そして解約リスクを回避するための対策を詳しく解説してまいります。
カーリースの途中解約が原則NGな理由
カーリースはリース会社がお車を購入し、契約期間にわたって月額料金を回収する仕組みでございます。途中解約されると、リース会社は車両代金の回収ができなくなるため、原則として途中解約はお認めいただいておりません。
これはカーリースに限った話ではなく、携帯電話の契約と似たイメージでございます。契約期間の残りが長いほど、違約金も高額になる傾向がございます。

途中解約時の違約金の相場
途中解約時の違約金は、一般的に以下の計算式で算出されます。
違約金 = 残りのリース料 + 残価との差額 − 車両の現在価値
具体的な金額例
月額30,000円で5年(60ヶ月)契約し、2年目(24ヶ月経過)で途中解約した場合:
- 残りのリース料:30,000円 × 36ヶ月 = 1,080,000円
- 車両の現在価値を差し引いて調整
- 違約金の目安:50万円〜80万円程度
契約期間の残りが長いほど、また契約開始から間もないほど、違約金は高額になります。
途中解約が認められるケース
原則NGとはいえ、以下のようなケースでは途中解約が認められることもございます。
1. 全損事故の場合
お車が全損となった場合は、強制的に契約が終了いたします。この場合、残りのリース料相当額を一括でお支払いいただく形になります。車両保険に加入されていれば、保険金で違約金をカバーできるケースがございます。
2. 契約者がお亡くなりになった場合
契約者がお亡くなりになった場合は、契約が終了いたします。ご遺族に残債の請求が行く可能性がございますので、任意保険の内容をご確認ください。
3. 盗難に遭った場合
お車が盗難に遭い、発見されなかった場合も契約終了となります。この場合も残債のお支払いが必要でございます。車両保険へのご加入が重要です。
途中解約に対応したカーリースサービス
途中解約のリスクを軽減したい方には、以下のサービスがおすすめでございます。
| サービス名 | 途中解約の対応 | 特徴 |
|---|---|---|
| KINTO | 解約金フリープランあり | 申込金を支払えば途中解約時の違約金なし |
| SOMPOで乗ーる | 中途解約オプションあり | オプション加入で中途解約時の違約金を軽減 |
| 定額カルモくん | 原則不可 | 違約金が発生 |
| MOTAカーリース | 原則不可 | 違約金が発生 |

KINTOの解約金フリープラン
KINTOの解約金フリープランは、申込金(月額の5ヶ月分相当)をお支払いいただくことで、いつ解約されても違約金がかからない仕組みでございます。
たとえば月額30,000円の場合、申込金は150,000円。この150,000円を支払えば、1年目でも2年目でも自由にご解約いただけます。転勤の可能性がある方や、ライフスタイルが変わりやすい方には非常に心強いプランでございます。
SOMPOで乗ーるの中途解約オプション
SOMPOで乗ーるでは、月額にオプション料金を上乗せすることで中途解約時の違約金を軽減できるオプションがございます。完全にゼロにはなりませんが、通常の違約金よりも大幅に抑えることが可能です。
途中解約リスクを回避するための5つの対策
1. 契約期間を慎重に選ぶ
ライフスタイルの変化を見据えて、適切な契約期間をお選びください。「長い方が月額は安い」のは事実ですが、途中解約のリスクを考慮すると、無理に長期契約を結ぶのは避けた方が賢明でございます。
2. 解約金フリーのプランを選ぶ
転勤が多い方や、数年後のライフプランが不確定な方は、最初からKINTOの解約金フリープランを選んでおくのが安心です。
3. 任意保険(車両保険付き)に加入する
全損事故や盗難による強制解約の場合、車両保険があれば残債をカバーできる可能性がございます。カーリースをご契約される際は、車両保険付きの任意保険へのご加入を強くおすすめいたします。
4. 短期契約を活用する
先の見通しが立たない場合は、短期契約(1〜3年)でスタートされるのも一つの方法です。月額は高くなりますが、途中解約のリスクは小さくなります。
5. リース車を他者に引き継ぐ(名義変更)
一部のサービスでは、リース契約の名義変更が可能なケースもございます。ご家族やお知り合いに引き継いでいただければ、違約金を避けられる可能性がございます。ただし、対応しているサービスは限られておりますので、事前にリース会社にご確認ください。
カーリース選びで見るべきその他のポイント
途中解約の問題を踏まえたうえで、カーリース選びの際に確認しておくべきポイントをまとめます。
月額に含まれる費用を確認する
「月額○○円〜」の表示だけでご判断されるのは危険でございます。車検代、メンテナンス費、任意保険が含まれているかどうかで実質のご負担は大きく変わります。
走行距離制限をチェックする
多くのカーリースには月間の走行距離制限がございます(月1,000km〜1,500kmが一般的)。超過すると追加料金がかかりますので、通勤距離が長い方は要注意です。
契約満了時の選択肢を確認する
ご契約が終わった際に「返却」「乗り換え」「延長」「買取」のどれが可能かはサービスによって異なります。最終的にご自身のお車にされたい場合は、もらえるオプションがあるサービスをお選びください。

まとめ:途中解約リスクは事前の対策で回避できます
カーリースの途中解約は原則として高額な違約金が発生いたしますが、事前にしっかりと対策を講じておけばリスクを大幅に軽減できます。
- 転勤の可能性がある方 → KINTOの解約金フリープラン
- ライフプランが不確定な方 → 短期契約でスタート
- 万が一の事故に備える → 車両保険付きの任意保険に加入
お車に関する税制については国税庁のサイトでご確認いただけます。また、カーリースのトラブルに関するご相談は国民生活センターでも受け付けております。自動車に関する各種制度は国土交通省 自動車局のサイトが詳しくございます。
よくある質問(FAQ)
Q. カーリースの途中解約で違約金がかからないケースはありますか?
A. KINTOの解約金フリープランであれば、いつご解約いただいても違約金はかかりません(申込金のお支払いが必要です)。それ以外のサービスでは、基本的に違約金が発生いたします。
Q. 途中解約の違約金を分割払いにできますか?
A. サービスによって対応が異なります。一括でのお支払いが原則ですが、リース会社にご相談いただければ分割に対応してくださるケースもございます。お困りの際はまずリース会社にお問い合わせください。
Q. 海外転勤が決まった場合も途中解約扱いになりますか?
A. はい、原則として途中解約扱いとなり、違約金が発生いたします。海外転勤の可能性がある方は、最初からKINTOの解約金フリープランをご選択いただくか、短期契約をされることをおすすめいたします。
Q. リース車を売却して違約金に充てることはできますか?
A. リース車の所有者はリース会社でございますので、ご自身で売却されることはできません。リース会社が車両を処分し、その価値を差し引いた金額が違約金として請求される形になります。


